今年長年憧れだった、ねぶたの太鼓を初めました。
ねぶたのお囃子は笛と太鼓と手振り鉦が、お互いの音を聞き合って「共鳴」しなければ美しい囃子になりません。 「共鳴」には、人の考えや行動に心から同感するという意味もあります。 ところで“傾聴”という言葉をよく耳にします。具体的にどうすることでしょう。黙ってじっくり話を聴けば傾聴?相手を批判しなければいい?そして傾聴で生まれる効果は何? 人は他人の話を聞く時に、自分のフィルターを通して聞きます。入ってきた情報は、知識と経験をもとに情報処理して理解するのですから当然です。 ところが、このフィルターはある意味その人のイメージで、悪く言えば既製概念ですから邪魔になることもしばしばです。ほとんどのコミュニケーショントラブルは、このフィルターを通しての思い違いや勘違いで生まれます。 ヒューマンライブラリーは、少人数で語り手の人生をじっくり“聴く”、その上で腑に落ちないところやもっと知りたい部分を“質問する”を30分で行う、会話形式の講話イベントです。 相手を深く理解できる実感があるのは、このイベントの仕組みが自然と傾聴する姿勢を促すからだと思います。まさに「共鳴」する瞬間です。 逆に言うと普段いかに人の話を聞いていないか…私は最近イラッとくる時、勝手に相手の気持ちを決めつけてないか考えるようにしてみました。すると、不快な感情のほとんどは自分の勝手な憶測から発していることが分かって、逆にホント面白くさえなってきているこの頃です。 [2020.8.1 Ohtaka] コメントの受け付けは終了しました。
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