私は料理をするのが好きです。意外ですねと言われますが、私にとっては大切な楽しみのひとつで、自分なりのレシピもいくつかあります。パエリヤ、アップルパイ、海老餃子、棒葉味噌、鱒寿司、ローストチキン、プーパッポンカリー、海南鶏飯…。 私は小さいころから「つくる」ことが大好きでした。小学生はプラモモデル、中学生では真空管ラジオに嵌りました。高校生になると放送部で番組の制作に夢中になり、大学生ではバンドの曲作りに励みました。大人になっても熱は下がらず、パソコンやアンプを自作し、18畳のウッドデッキや秘密基地(5坪ほどの高床式の小屋)といった大物も手がけました。料理もその延長線上というわけです。 一見脈絡が無いように見えますが、私の中では「つくる」という意味で全てが繋がっています。構想を立て、パーツを集め、組み合わせ、加工して、自分なりの色付けや味付けを施す。ジャンルは異なるものの、いずれもクリエイティブでワクワクする作業です。 仕事も同じです。これまで多くの仕事を「つくる」というワクワク感と共にやってきました。県民カレッジ、スキルアッププログラム、キャリサポ、ロービジョン相談支援センターなどなど。いずれも私の手を離れても続いている事業です。中には10年20年という時を刻んでいるものもあります。こんな長寿事業をどうやって組み立てるのかとよく問われますが、答えは簡単です。ワクワク感を持って臨むかどうか…それに尽きます。 現在進行形の高校生チャレンジチーム活動。道なきところに道を作るのですから大変といえば大変です。でも、実に一生懸命な高校生たちの姿勢に、僕のワクワク感は止まるところを知りません。 [2022.9.1 坂本 徹] |
アーカイブ
12月 2024
|