人の原動力は、気力と体力。 神様は人間をうまく作ったもので、気力・体力は双方バランスを取りながら機能するようです。体力ばかりが突出してうっかりな行動をとってしまったり、気持ちだけが空回りしてうまくいかないことって誰しも経験があるでしょう?一方で、少々疲れ気味なんだけど気力で何とか乗り切った!なんてこともあります。気力と体力は、お互いの多少のマイナスはカバーし合える美しい関係でもあります。 唐突ですがシリーズ化している大和ハウスのCM、クスッと笑いを誘うドラマ仕立てで、悪と戦う“ダイワマン”が主人公です。 このseason2では、新しいダイワマンスーツがお披露目されます。スーツの製作者曰く「このスーツは一切攻撃ができません。そのかわり、戦意を喪失する波動が出るのです」という代物。これって最強じゃないですか!?全ての紛争国に日本から提供したいスーツ。まあ…、このCMが大和ハウスの製品とどう繋がるのかは別として、とても印象に残ったのは事実です。 良いことも悪いことも、“気力”がなければ出来ないんだという当たり前のことを悟ったのがつい先日。病院にも行きましたが、結局風邪だったのかコロナだったのか判然としませんが(因みに罹患から3週間以上たっても周りにコロナ感染者はいないので多分風邪)、熱やだるさはなく、喉の痛みの後、咳と痰と気力喪失という症状でした。 この気力喪失が咳のせいなのか歳のせいなのか、はたまた異常な夏の暑さの後遺症なのか「何もする気がしない」というより「何もかもどうでもいいやっ」という感覚。良いことも悪いことも全てに関心が湧かない、体は動くが心が伴わない、自分がロボットにでもなったよう感じでした。こんなの初めての感覚。こうなると、物事への情熱が消えてしまうと同時に、他人への感情も良いも悪いも消えてしまうということが分かりました。 これがウイルスのせいだとしたら、ウイルス最強。ウイルスで人類滅亡もあり得る?! コロナで精神的に病んだというニュースを多く聞きます。神様の悪戯だとしたら恐ろしい。身体を傷つけるより、こういうことが人を“人”でなくするのかもと、大げさに悟った晩夏の体験でした。 [2023.10. Yoriko.O] |
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